ドクターMの美容皮膚科ブログ

2017.04.23更新

ゼオミン

今日はお天気が良いですね。ちょっと気温は低めですが、それでも春っぽい気候です。

最近は一般診療よりも、美容皮膚科外来の時間の方が忙しくて、テンションも上がりっぱなしです。

特に「しわ」の治療をご希望される患者さんが多くなってきております。

額のよこじわ、眉間のたてじわ、あごの梅干しじわ、目じりのカラスの足跡じわ、などなどボトックス治療で可能な部分は結構あります。

「ボトックス」とは、正しくは米国アラガン社のボツリヌストキシン製剤の商品名でありますが、昔からあまりにも有名であるため、日本国内では商品名がそのまま治療名として認知されております。

私も患者さんに説明するときは、「ボトックスでしわは目立たなくなりますよ」と言っています。

ただし、そのアラガン社の「ボトックス」も時の変遷とともに、いまや古い製品になりつつあります。

もちろん、日本国内では厚生労働省のお墨付きをもらってますのでまだまだトップシェアですが、最近では他のボツリヌストキシンを使用するクリニックも増えております。

当初当院ではアラガン社の「ボトックス」をメインで使用しておりましたが、現在はドイツ企業であるメルツ社の「ゼオミン(Xeomin)」をメインに使用しております。

ゼオミン2

本社はフランクフルトにあります。なんとなく「Germany」に信頼感がおけるのは、私が15年来のBMWオーナーだからでしょうか?

 

さて、この「ゼオミン」、他剤と比較して有利な点がいくつかあります。

従来、製造上の理由からボツリヌストキシン製剤にはヒト由来のたんぱく質が入っていました。

そのため、複合たんぱく質に対する抗体ができてしまう可能性があります。

定期的に比較的多量のボツリヌストキシン注射を受けると、この抗体が存在するため徐々に効果がうすれていく可能性があります。
ゼオミンはヒト由来のたんぱく質を少なくして製造することに成功し、抗体ができにくいと言われています。

日本よりも遥かに大きな美容医療市場であるアメリカにおいてもFDA(アメリカ食品医薬局)から、その安全性と効果を承認されています。

 

また、アラガン社のボトックスは常温保存では効果が減弱するため冷蔵保存が必須ですが、ゼオミンは常温でも安定しておりますので安心です。(それでも当院は冷蔵庫保存にはしておりますが。。)

肝心の効果は、アラガン社のボトックスと比較して何ら変わりはありませんので、従来同様の使用量で施術が行えます。

 

最近では美容皮膚科の情報が多くなり、ボツリヌストキシン治療の敷居もかなり低くなっておりますが、まだまだ一般的なものではありません。

「顔に針を刺すなんて怖い」「変な顔になったらどうしよう」などなど、不安要素がまだまだぬぐい切れない方が多いのでしょう。

実際にはトラブルの発生率は非常に低く、効果が出すぎても拮抗薬である程度効果を減弱させることもできますので、美容施術の中ではリスクが少ない部類に入ると思います。

 

よく患者さんから、「ボトックスって、3か月で効果が切れるから、3か月おきに受けないとダメなんでしょ?」と言われます。

もちろん基本はそうですが、くりかえし受けているとだんだん効果の持続期間が延びてきて、半年ぐらいは持続するようになります。

額などは特にそうです。半年持つなら月5,000円です。

それでつるんとした額が持続すると考えると、それほど高い治療ではありません。

注射の痛みは、冷却でいくらか抑えられます。

当院は34ゲージという非常に細い針で注入しますので、出血のリスクも最小限にとどめています。

 

しわ、たるみの予防は40台前半から行ってもやりすぎではありません。

むしろそのくらいから始めないと、時間経過とともにさらにひどくなります。

「しわ」が「しわ」を呼び、「たるみ」が「たるみ」を呼びます。

 

健康も美容も予防と継続が大切。

 

いつまでも素敵な女子・男子でいるためには、あきらめず、怖がらず、たゆまない努力が必要です。

お金と時間はかかりますが、見返りは十分あります。

 

美容は楽しく、長く、続けるものです。筋トレと同じ。

マニアになる必要はありません。

 

それが面倒であれば、そのまま「おじい」と「おばあ」に直行してください。

それは、それで味がありますので、悪いものではありません。

 

私は自分の美的感覚として、年以上に老いぼれていくのが許せないので、コツコツと努力しています。

それは、見た目のみならず、疾病予防にもつながると信じているからです。

 

男も女も、人生一度きり。

金持って死ねませんから、子孫のことなど考えず(笑)、自分自身に投資します。

 

皆さんも、フツーに老いていく自分自身が許せないのなら、思い切って美容皮膚科に飛び込んでください。

まずはカウンセリングからどうぞ。

 

投稿者: みぞぐちクリニック