ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2019.06.14

2年ぶりにヒアルロン酸自己注入やってみた。

先日、アラガンのヒアルロン酸セミナー参加した勢いで、久ぶりに自己注入してみました。

以前は右側のみに注入して、左側との差を強調させてましたが、今回はかなり老化してきた左側の頬を中心に注入してみました。

左目の下のボリュームが減り、ゴルゴラインも形成されつつあります。

バッカルファットも目立ちます。ほうれい線形成につながっています。

左側は右側に比べて、下に引っ張られている感じ。

このあたりのボリュームロスは、ウルセラなどの引き上げマシンでもどうすることもできません。

足りないものは、足りないのですから、補ってやるしかありませんね。

また、マリオネットラインが形成されているわけではありませんが、口角からあご先端にかけてもボリュームロスがあり、フェイスラインもなだらかではありません。

若く見られがちですが、やはりもうすぐ52歳という年齢はこのままでは隠し切れません(悲)

右上眼瞼の下垂も気になりますが、こちらはそのうち「切らない二重形成術」でも行い、なんとかするつもりです。

本日は、赤丸で囲んだボリュームロス部分のうち、頬を中心にヒアルロン酸注入をしてみます。

 

今回使うヒアルロン酸は、アラガン社のジュビダームビスタ「ウルトラプラスXC」です。

今では「ボリューマXC」が新発売されてますので、やや存在感が薄くなってますが、しっかりボリュームを出したいところにはまだまだ現役選手として使える実力は持っています。

ボリューマと比較して、注入後に水分をふくみ膨張しやすいといわれていますが、骨膜上の深いところに置いてきますので、それほど気にする必要はありません。

ブスブスと注入していきます。

前述のとおり、MDコードに従い、頬の正面、左頬骨弓に注入していきます。

(この角度の顔、実家の母そっくりです。。。)

クリーム麻酔で表面の痛みを和らげていますので、刺入の痛みはほとんどありません。

骨膜に針があたり、逆血がない(動脈に針先端が入っていない)ことを確認して、ゆっくりと注入していきます。

目の下には眼窩下孔といって、神経と血管が通っている穴がありますので、そこは注入を必ず避けます。

ヒアルロン酸注入の最悪の合併症は、動脈塞栓ですから、これをいかに防ぐかが最大のポイントです。

いかにも器用そうにパパっとやってしまうのでなく、丁寧に、ゆっくりと行うことが、安全かつ良い結果につながると思って施術を心がけています。

 

 

 

さて、骨膜上と頬骨上にウルトラプラスXCを注入したのちに、お次は「ボリフトXC」をやや浅めに入れていきます。

この「ボリフトXC」は、ボリューマよりも柔らかく、いろいろな場所に使える万能選手だと思います。

今回は先のとがった針のみで注入をしています。先のとがってないカニューレでやるよりも、細かいタッチでの形成が可能です。

ウルトラプラスXCは、0.9ml程度使用。

ボリフトXCは、0.15ml程度使用。

やりすぎない程度で抑えるのが、トレンドです。

見た目は「あれ?あんまり変わらんかな?」という程度。

でも、ビフォー・アフターで並べてみると・・

左目の下、明らかにボリュームが増えて、ゴルゴラインとバッカルファットの盛り上がり目だたなくなりました。

もうちょっと入れてもいいのかもしれませんが、2週間後のタッチアップ時にもう一度検討します。

そのときに、口角から顎へかけてのボリュームロスもボリフトXCで修正する予定です。

このように、たった1mlのヒアルロン酸で、入れちまった感のない、ナチュラルな変化を作り上げることができます。

もう少し変化を出したければ、ウルトラプラスXCもしくはボリューマを骨膜上に追加注入し、さらには浅い層にボリフトよりも柔らかい「ボルベラ」という新製品ヒアルロン酸を入れるという方法もあります。

ですが、エランセのコラーゲン増生力も試してみたいので、2週間後は希釈エランセをカニューラで目元に散布してみます。

 

 

過去のグーグルフォトを見直していると、今から8年前の2011年6月12日に撮影した師長さんとのツーショット写真が出てきました。このころは、まだ美容皮膚科との出会いがありませんでしたので、完全なる自然状態。

この時、私、43歳。師長さん、41歳。

二人とも、まずまずのアンチエイジング効果あり、と判断してよろしいでしょうか?

 

 

 

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注入系が怖くて踏ん切りがつかなかった方も、このチャンスにもう一度勇気を奮い起こして、施術をお受けなさってはいかがでしょうか?

2019.04.14

「エランセ」の勉強会に行ってきました。

やっとあったかくなってきましたね。長く寒い日々はようやく終わりを告げたようです。

今週もバタバタと忙しかったですが、週末も気合い入れて東京に勉強のための出張です。

今回は、「エランセ」という注入剤のお勉強です。開催場所は、先々週に訪問させて頂いた新橋のみやた形成外科皮膚クリニック。講師はもちろん宮田先生です。

このエランセは製品としての歴史は10年位あるのですが、ヒアルロン酸やレディエッセと比較して、ボリュームを出す注入剤としてはヒアルロン酸やレディエッセを超えるようなものではなく、それなりの評価でした。

ところが、ここ数年コラーゲン増生を刺激する作用が注目され、バイオスティミュレーターと言う名称で呼ばれるようになりました。

今回、宮田先生に教えていただいたエランセの適応は、

①目の下、目尻の細かいしわ

②目の下のクマ

③頬の細かいしわ

など、ヒアルロン酸が不得意とするところです。

注入法にもコツがあって、製品をそのまま入れるのではなく、一定の比率に薄めて、皮下の浅い層に敷くような感じで入れます。

即時的にボリュームを増やす効果はそこそこですが、1ヵ月から3ヶ月の間に自分自身のコラーゲンが増えてきてシワが減り凹みが減ると言う効果を期待します。

注入してから三日間位は腫れが出るのですがその後は落ち着き、一旦ボリュームが減ったあとハリが出てくるというのが特徴です。

ベビーコラーゲンや、PRP療法と同等、もしくはそれ以上の効果が期待されます。

エランセの主成分は、手術にも使われる溶ける糸の構成成分でもある「PCL(ポリカプロラクトン)」です。そのため、体内に残存することがなく、最終的には水と二酸化炭素に分解されるので,人体には安全といえます。

ヒアルロン酸との組み合わせで、ナチュラルな仕上がりになってくれるのではないでしょうか?

院内ではブログにアップ出来る写真は撮影禁止なので、メーカーのパンフから。(チャンピオン症例ですが、、、)

ゴールデンウィークまでには仕入れて、先ずは自分の目元に打ってみます。

首の横ジワにも、やり方次第では効果がありそうなので、こちらもトライしてみます。

 

 

時間があったので、講習前に東京駅近くの「BMWテラス」に行ってきました。

真っ赤な新型Z4が置いてありました。

 

またカブリオレに乗りたくなってきますねー。

 

 

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