ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2020.01.05

2020年は、ボディシェイピング施術に注目です。

あけましておめでとうございます。

いよいよ2020年も始まりました。

ですが、あまりに時間経過のスピードが速すぎて、年末年始の感覚が薄めです。

さて、昨年のブログでもご報告の通り、今年のみぞぐちクリニックは通常の美容医療に加えて、さらに「部分痩身」に注目していきます。

30代の若年世代はもちろんですが、とくに40代半ば以降にフェイスラインとボディラインがぼってりしてきた方に是非トライしていただきたいと思っています。

「部分痩身プロジェクト2020」に使用するマシンは、以下の4つです。

①顔(頬・あご)の部分痩身・・・・・ウルトラセルQプラス 「リニア」

②腹部、二の腕、ふくらはぎ、臀部(ヒップアップ)・・・・エムスカルプト

③腹部、背部、太もも、二の腕・・・・ヴァンキッシュME

④セルライト・・・・セルトーン

 

いつものように、さっそく院長自らが体験して、効果を実証していきます。

まずは、ウルトラセルQプラス「リニア」。

正月早々、クリニックに赴き、、バシバシ打ち込んできました。

カートリッジに「Linear 4.5」との表示。

通常のHIFUとは異なり「リニア=線状」に照射されますので、周囲へ熱が放散しやすく、痛みも和らぎます。

 

私の場合は、マーラーファットとバッカルファットが最近目立ってきました。

顎下の脂肪は相対的には少ないので、今回は照射はしません。

集中的に、片方200ラインずつ、計400ラインを打ち込みます。

通常の4.5㎜カートリッジで打ち込むよりも痛みは格段に少ないです。

メーカー推奨は、0.4~0.7ジュールですが、痛みに強い私は0.9ジュールまでアップさせて打ち込みました。

今回は「追加照射」として、通常の3.0㎜カートリッジで1.2ジュール(こちらも通常は0.7ジュールがスタンダード)200ラインを照射しました。さらなる脂肪減少とリフトアップが期待できます。

さらにさらに、1.5㎜のカートリッジで200ラインも照射。いわゆる「ハイフシャワー」的な打ち方で表皮に熱を加え、ハリを引き出します。

 

 

通常は、この「リニア」での治療を2週間に1回の間隔で行うと、効果が実感しやすいと思います。

術後は、熱による浮腫が若干のハリをもたらしますので、メーカーがよく言う「即時効果」がみられますが、これはHIFU治療の本質ではありません。

脂肪細胞のアポトーシス(壊死)もすぐには起こりません。

1~3か月かけてじわじわと進みますので、最大効果がみられるのは3か月後です。

ん?、これって、HIFU治療でリフトアップがみられる経過と同じですね。

私の考えるに、HIFU治療ではSMAS層への照射は確実にリフトアップにつながります。

しかし、それ以外の部分(真皮と皮下組織層)では、コラーゲンとエラスチン増加および脂肪細胞減少によるものが効果の主役ではないかと。

実際に組織が短縮してリフトアップに貢献している部分はSMAS層に限られているのではないのでしょうか???

最近では、HIFU治療の経験の多い先生は、4.5㎜のカートリッジではSMAS層のみ照射するようですし、この考えはおそらく正解なのでしょう。

HIFUと一緒にサーマクールなどのRF(高周波)治療を併用すると効果がアップすることからも、これは納得がいきます。

 

よって、40代以降のボッテリとした脂肪ををスッキリと減らすには、「HIFU」と「RF」の組み合わせがベストといえます

(この場合、リフトアップはおこないません)

当院においては、HIFU機器は「ウルトラセルQプラス・リニア」、RF機器は「インフィニ・ハイブリッド」を下記の要領で使用します。

①インフィニ・ハイブリッドでRF(高周波)を頬・あご下などの脂肪の多い部分のみ照射。

②ウルトラセルQプラス3.0㎜のスタンダートカートリッジで脂肪の多い箇所を左右それぞれ50~100ラインずつ計100~200ライン照射。

③ウルトラセルQプラス4「リニア」カートリッジで脂肪多いところを左右100~150ラインずつ計200~300ライン照射。

 

全行程30分ぐらいで済みますし、ウルセラよりも痛みが少ないので、施術の敷居を低くさせてくれます。

名付けて「ウルトラセル・ハイブリッド」!

、、ってそのままですが。。。

2020年から正式なメニューに加えています。

通常のウルトラセルQプラスでは400ラインで60,000円がスタンダード料金です。

他のクリニックではなかなか受けることのできない治療ですし、ぜひ効果をご体感ください。

 

次回は、いよいよエムスカルプトです。

2019.12.22

部分痩身プロジェクト大阪2020~新しい痩身HIFU「ウルトラセルQプラス リニア」~

さて、今回は前回の続き。

「痩身プロジェクト2020」では、腹部、臀部、四肢などの痩身には「エムスカルプト」&「ヴァンキッシュ」の2つの機器がメインとなりますが、やはり気になるのは「あご下」や頬・口元の余分な脂肪だと思います。

当院でも脂肪溶解注射、インフィニ・ハイブリッドやトリニティプラスなどのRF(高周波)治療で対応している領域ですが、今後は次なる方法が導入されます。

それは、「ウルトラセルQプラス リニア」と呼ばれるカートリッジを使った治療です。

ご存じの通り、「ウルトラセルQプラス」は、韓国の美容機器トップメーカーであるジェイシスが販売しているHIFU機器です。

基本的な理論はHIFUの最高峰機種「ウルセラ」と同じですが、やはり後発品だけあって、本家本元の「ウルセラ」には設定のないカートリッジである「リニア」を開発しました。

Linear(リニア)とは「線」を意味します。

イラストのように焼灼部分が「線状」になるため、従来のドット状と比べると痛みが少ないのが特徴の一つです。

また、熱エネルギーがドット状よりも6倍広範囲に広がり、脂肪細胞を壊死させることができます。

タイトニングとリフトアップよりも、脂肪減少に目的を置いているカートリッジというわけです。

 

メーカー推奨は300ラインですが、もちろん400ライン照射をすれば、さらに効果が上がります。

そのため当院では、400ラインで60,000円(税別)の設定にしています。

さらに、1回の治療で終わるよりも、2週間おきに3~4回照射することで、より高い効果が期待できるのは言うまでもありません。

照射部分は、「あご下の脂肪」「頬や口元の脂肪」です。

LINEお友達の方には、3回コースでお得なプランもご用意しておりますので、お楽しみに!

 

また、HIFUとRFを組みあわせた「ウルサーマ」(ウルセラとサーマクールの同時施術)のコンセプトと同じように、インフィニ・ハイブリッドとの組み合わせ治療も効果的と思われます。

脂肪吸引は最も効果的ですが、そこまで侵襲的な施術を受ける気持ちがない方も多くいらっしゃいます。

この「ウルトラセルQプラス リニア」と「インフィニ・ハイブリッド」の組み合わせは、は徐々に脂肪が減っていき、同時にタイトニングもできればよいと思われる方には、最適な治療でしょう。

さあ、「痩身プロジェクト大阪2020」で、来年はメリハリの利いた極上ボディを手に入れましょう!

最新の機種を使って、最小の努力だけで、最大の効果をゲットです!

 

2019.12.19

部分痩身プロジェクト大阪2020が始まります!~エムスカルプト&ヴァンキッシュMEでボディスカルプティング~

年の瀬です。

今年2019年をふりかえってみると、なんといってもラグビーワールドカップが最も注目されたイベントでしたね。

日本代表選手たちの鍛え上げられた肉体は、機能美も伴って、もはや芸術的でさえありました。

計画的な厳しいフィットネスとハードな練習の繰り返しが作り上げたものでありましょう。

一方、アスリートたちとは真逆の生活を送る我々一般人は、彼らのような引き締まった肉体にあこがれを抱きます。

そうでなくとも、お風呂上りに鏡に映るだらりとタルんだ身体を見ながら、こう思います。

「おなかの肉、なんでここだけポッコリ出てくるのかなぁ。。。」

「お尻のたるみ、キュッとあがったら、ジーンズも綺麗にはけるのに。。。」

「二の腕のたるみ、だんだんひどくなる。ノースリーブのワンピースが着れない。。。。」

女性も男性も、年齢ともに体形が変わります。

特に女性は、年齢に関係なくご自身の体形にコンプレックスを感じている方は少なくありません。

ところが、日本人は欧米人に比較すると、体脂肪率はまだまだ低く、決して肥満ではない人が大半です。

でも、「もっと痩せたい」とみんな思っています。

なぜ???

それは、みんな「肥満」が嫌なのではなくて、「綺麗なスタイルを手に入れたい」からです。

 

体形維持のためには、食事制限も必要ですが、もっと必要なことは「運動」です。

しかし、結果がでるまでには、一定以上の負荷を定期的・継続的にかけて筋肉を鍛えて、基礎代謝を上げなければなりません。

それができる人は非常に限られています。

週に3回、ジムに1年間通える人、そしてそれを2年、3年と続ける人は、ジム会員全体の2割というデータがあります。

中には、ジムにしっかり通っていても、トレーニング内容が十分でないために目標が達成できない方もいます。

「運動」を習慣化して効果を出すことは、やっぱり簡単ではないのです。

ライザップはお客さんを徹底的に管理し、追い込むことで結果にコミットしてくれますが、リバウンド率も高いと聞きます。

なぜならそれは「厳しい運動は、つらい」という現実があるからです。

 

では、つらくない脂肪減少の方法はあるでしょうか?

その方法の一つとして、脂肪吸引というものがありますが、施術にともなう様々なリスクのため、一時の勢いはありません。

それに代わり、ここ10年では「冷却」「超音波」「高周波」「レーザー」などによる脂肪減量方法が注目されてきましたが、それらは効果発現に非常に個人差があります。

そして、いずれも「脂肪細胞」しかターゲットにしておらず、人間本来の機能美に必要な「筋肉」のことを一切考えていません。

私の考える「痩身」とは、「筋肉を鍛えながら脂肪細胞を壊死させ、局所のスカルプティング(彫刻を施すこと)を行い、美しい体形を維持する」ことです。

 

そうそう、一つだけありました。

シックスパッドに代表される「EMS」療法です。

しかし、これは非常に効率が悪い方法です。

なぜなら、EMSによって流れる電流は筋層の深さ1~2㎝が限界なので、筋肉全体の収縮は望めません。

また脂肪細胞への直接な作用もないため、結果が出るまでに非常に長い時間がかかります。

毎日、毎日張り付けて、筋肉ブルブルさせて、数か月かかります。

そのため途中でドロップアウトする方が非常に多いのが現実です。(実は私もその一人、、、、)

 

そのような現状の中、2018年にアメリカで販売開始となった、痩身マシンがあります。

その名も「EMSCULPT(エムスカルプト)」

触れ込みは「筋肉をつけながら脂肪を燃焼する唯一の非侵襲的治療」です。

発売1年で、アメリカでは400台売れています。

HIFEM(ハイフェム)と呼ばれる技術を利用して、筋肉を30分間に2万回も収縮させるとんでもないことをやってくれるマシンです。

HIFEM(High Intensity Focused ElectroMaganetic Field)は、日本語訳すると「高密度焦点式電磁場」といいます。

具体的には、「電磁場の力で筋肉収縮を強制的に引き起こして、筋肥大と脂肪壊死を誘発する」方法です。

HIFEM理論では、このある意味「不自然な(超自然というほうがぴったりですが)」筋肉の収縮によって、人間の努力と根性では絶対に成しえない効率とスピードで筋肥大させ、さらには脂肪壊死を引き起こすことが可能なのです。

実際、私もデモンストレーションでお腹に一度受けましたが、施術後数日で明らかに腹直筋の肥大が感じられました。

脂肪の減少は筋肉の肥大に遅れるため、壊死した脂肪細胞が除去されるであろう1~3か月後に効果を実感できます。

最初は1週間おきに合計4回受けるのがベスト。

以後は、決まった施術間隔はありません。

体形維持のため、1~2か月に1回ぐらいでもよいのでしょう。

アメリカでの200人を対象をした臨床試験では、9割以上の人が効果に満足したという結果でした。

これは、医療機器の世界ではあまり例を見ない、非常に高い数字です。

理論だけでなくリアルワールドでもしっかり効果を証明しています。

 

当院では、オリンピックイヤーの2020年に「部分痩身プロジェクト大阪2020」と題して、ボディスカルプティングの分野にも挑戦することにいたしました。

その一つが、この「エムスカルプト」の導入です。

大阪ではヴェリテクリニック様に次いで、2台めとなります。

早速、この年末にクリニックにやってきます。

腹部、二の腕、臀部、ふくらはぎなどが施術可能です。

そして、エムスカルプトとコンビで施術すると効果あり、と思えるのが「ヴァンキッシュME(ミー)」と呼ばれる高周波の部分痩身マシンです。

エムスカルプトと同時に受けることで、さらに脂肪減少のスピードと効率をアップさせることができます。

さらには、あご下の脂肪を減少させる新しいHIFU「ウルトラセルQプラス リニア」も導入です。

 

これについては、次回に。

2019.12.15

さらに上の美白&美肌を目指すなら、ピコフラクショナル!

乾燥の季節、皆様もスキンケアに油断ができない今日この頃です。

しっかり保湿をコストパフォーマンス最大に求めるなら、保険診療で処方できる「ヘパリン類似物質~」のシリーズをこれでもかこれでもかと塗りたくるのもありですが、これはちょっと社会問題となった時期もありまして、あまり公にお勧めはできませんが。。。。

当院では、数年前から「グラファ モイスチャーキープ MC」という保湿剤をお勧めしております。

これを販売している「グラファ  ラボラトリーズ」という会社、大阪市北区に本社がありまして、他にハイドロキノンや日焼け止めクリームなども販売しているのですが、とにかく真面目な会社です。

大手と違い、派手な宣伝はせず、品質と使用感にこだわり製品を作っているようです。

この「モイスチャーキープ MC」、サラリしている割には保湿力が長持ちするという特徴を持っています。(HPはこちらを参照)

お値段も130ℊで2,200円(税込)ですから、性能から判断するとコストパフォーマンスが高いのではないでしょうか?

 

さて、本題です。

ピコレーザーの最新機種「ピコウェイ」が当院にやってきて、はやくも4か月が経過しております。

主に「もやっとした色素沈着、くすみ」の患者様にお受けいただいて好評を博してはおりますが、それでもなかなかすっきりと色素沈着が取れない方もいらっしゃいます。

そして、色素沈着やくすみなどの色調だけでなく、肌質の改善もどうにかならないかとご相談を受けます。

その際にお勧めしているのが、同じピコウェイを使用した治療、「ピコフラクショナル」です。

当院ではオリジナルな方法として、2つの波長(532nmと1064nm)のフラクショナルレーザーを同日に照射しております。

レーザーには波長の長さによる到達点の違いがございます。

 

具体的には、532nmの波長レーザーは「角質~表皮」までの比較的肌の浅い部分に到達し、1064nmの波長レーザーは「真皮」までの深い部分に到達します。

つまり、ピコトーニングでは取り切れない皮膚の浅い層にあるメラニンを破壊し、角質~表皮のテクスチャーを再構築し、さらには真皮層にあるメラニンも破壊し、線維芽細胞を刺激してコラーゲンやエラスチンなどを増生し、肌の浅層から深層までしっかりと治療することができるのです。

現時点において、レーザーによる美肌・美白治療の最高峰といえるでしょう。

フォト治療などにも反応しない色素沈着には最適だと思います。

ピコフラクショナルレーザーの治療は、1回35,000円(税別)ですが、3回コースで94,500円とお得になります。

さらに「ピコフラクショナル3回コース20%オフキャンペーン」を、来年1月から2月末までの予定で行います。

LINEお友達限定ですが、実質1回25,200円(税別)でお受けいただけます。(ポイント付与はございません)

ピコフラクショナルレーザー治療では、従来の炭酸ガスフラクショナルレーザーの治療後ほどの、強く長いダウンタイムはございません。

長くて3日、少々顔が赤くなるという程度です。

かさぶたができないので、メイクで十分隠すことができる程度の赤さです。

(施術時の痛みがありますので、痛みに弱い方はクリーム麻酔をオプション追加されることをお勧めします。)

当院では鎮静パックを術後に行っておりますので、ダウンタイムについては安心していただけると思います。

オプションの成長因子を術後に塗布することで、肌の修復機能が増すため、効果も上がってダウンタイムもさらに短くなります。

個人的には、フラクショナル系の治療(ダーマペン、エコツー、ラセムドなど)には成長因子は必須と考えております。

成長因子の詳細については、また別の機会に。

 

ドクター施術の12月の予約は、ほぼいっぱいですが、キャンセル待ちもお受けしております。

「ハイドラフェイシャル」、「ラセムド」、「マッサージピール」、「エンビロンイオン導入」、「脱毛レーザー」は、ご予約枠に余裕がございます。

とくにお勧めは、マッサージピールです。

シンプルですが、繰り返すと、地味に効いてきます。

さらに「ダーマペン4」と組み合わせて行う「ベルベットスキン」とよばれる施術で、さらにツルリン・プルプル肌に近づくことができます。「

気になる方は、受付スタッフまでご予約のお電話を。

 

★2020年1月1日からメニュー項目および料金が改訂になります。ご了承くださいませ。

2019.11.17

今泉スキンクリニックでヒアルロン酸&エランセのセミナーに参加してきました。

気持ちの良い日曜日です。

11月という事を忘れそうです。

さて久しぶりに東京へ修行トリップです。

今回は、六本木にある今泉スキンクリニックでヒアルロン酸とエランセの勉強会に参加してきました。

今泉先生の早くて無駄のない注入手技を生で見れることは貴重な体験です。

まだまだトップクラスの先生から学ぶことは多いですね。

自分の注入手技が間違ってないことが確認でき、更に新たな気づきもありました。

特に耳の前から始まり下顎角〜フェイスラインとつながるところへのヒアルロン酸注入は、50代以降のたるみの始まった方には非常に有効です。

書いたメモはグチャグチャですが(笑)

明日からのフィラー治療スキルアップは確実。

まずは師長さん、毎度のことながらデモ患者役、よろしくお願いします!

参加した先生方を交えての記念撮影。

2019.10.30

「美、けがれなく、道、険し。」

ラグビーワールドカップの日本代表の活躍、素晴らしかったですね。

4年前のワールドカップの時は「お、なかなか日本もやるやん!」みたいな感じでしたが、今回は「おお、日本めっちゃ強いやん!」に変わりました。

私も大学時代は超弱小ながら、医学部ラグビー部に所属しておりました。当時はスタンドオフ(日本代表の田村選手と同じポジション)を担当してましたが、スクラムの時点でつぶされてなかなかボールが回ってきませんでしたねー(苦笑)

週に3日しか練習しない弱小チームとは言えど、当時の練習は滅茶苦茶つらかったのを思い出します。

今の日本代表選手たちも、文字通り「死ぬほど」練習したそうですね。260日間の合宿なんてスゴすぎます。

個人個人のスキルが格段にアップしているうえに、かなり持久力がついていることに驚愕しました。

何かを成し遂げようとするときは、時間と費用をかけ、さらには痛みと苦しみを受け入れないとダメですね。

「目的を定めて、やるべきことを粛々と行い、痛みと苦しみに耐え、失敗に気づけば修正し、レベルアップしていく。」

そこには、中途半端な言い訳は存在しません。

これは誰しもできることではありませんが、私自身は自分の好きなフィールド内ではこの姿勢を常に持ちたいと考えています。

その一つが「美容医療」であることは間違いありません。

自分の判断、スキルがお客様・患者様の体に赤裸々に現れます。

私は神のような魔法は使えませんし、人それぞれ治療に対する反応が違います。

そのため十分な成果がでず、失望される方も少なからずいらっしゃいます。

少しでも成功確率をあげるため、メーカーから与えられたマニュアル通りではなく、オリジナルな方法を経験的・理論的に考えるようにしています。

少し前まではエキスパートの先生方のレクチャーを聞きまくり、その通り模倣していましたが、実践しているうちに「あれ、こっちの方がいいんじゃないの?」みたいなところに気づくこともあります。

医療の世界、ことに美容医療の世界は「昨日の常識は、今日の非常識」的なところもあったりしますので、常に柔軟な思考が必要だと思っています。

何が本物で、何が偽物か?

メーカーの美辞麗句に惑わされることなく、有効治療法をしっかり見極めていく能力を磨いていかなければなりません。

 

さて、そういう観点から今もっともお勧めの治療をセレクトしてみます。

1)しみなどの色素沈着に対して

ピコトーニング・・・紛れもない色素治療の王道になりつつあります。特に当院で採用している「ピコウエイ」は逸品です。ポイントはメーカー推奨の1.5倍のパワー設定で、2倍以上のショット数で照射すること。色素も薄くなり、肌質も改善します。従来のナノレーザー(当院ではルートロニック社のスペクトラ)の出番は全く必要ありません。

SR・・・旧オーロラ。イープラスのアプリケーターの一つで、フォトフェイシャルとRF(高周波)を組み合わせています。薄い色素沈着にはあまり効果はありませんが、月1回ペースで長く続けていると、少しずつの累積効果で色白でプルプルしたお肌になります。人によってはフラッシュライトの熱感が辛く感じることもありますが、コストパフォーマンスが高い治療です。

2)シワ、肌のテクスチャー改善など

ピコフラクショナル・・・ピコレーザーを1点だけでなく複数の格子状に照射して、表皮~真皮浅層まで熱焼灼することで、そこからの治癒機転による肌の新生を促す治療です。従来の炭酸ガスフラクショナルレーザーより、作用は弱いですが、ダウンタイムが短いのが利点です。回数をかけることで徐々に滑らかな肌質に変えていきます。

ダーマペン4・・・複数の針で表皮に微小な傷をつけて、肌の再生を促します。フラクショナルレーザーとの大きな違いは、熱を使わないのでダウンタイムが短いこと。真皮まで針で穴をあけることができるので、いわゆる「ドラッグデリバリーシステム」の一つとして使えること。逆に言えば、ただ穴をあけるだけでは効果は限定的でフラクショナルレーザーより弱いため、同時に成長因子、コラーゲン増殖因子などを入れなければ本当の意味がないと思われます。当院では、成長・コラーゲン増殖因子として「アムニオジェニックス」「PCL」などの製剤をセレクトしています。

マッサージピール・・・ピーリング剤ですが、表皮のピーリング作用はそこそこで肌がつるっとするレベルで収まってくれます。日本人にはちょうど良い感じ。主成分のTCA(トリクロロ酢酸)が真皮以下に浸透するように特殊調整されているので、コラーゲン・エラスチンも増えてきます。何よりもお手軽な感じが良いです。当院では1回のコストもお安めです。最近では、ダーマペンとの併用で効果がアップするとのことで、実践されている先生もいらっしゃいます。

ボトックス&ヒアルロン酸・・・表情ジワにはボトックス、刻み込まれた深いしわ(額・法令線)などにはヒアルロン酸です。即効性が期待できます。皆さんが考えるほど、不自然になりませんし、むしろ少量ずついれることで自然で若々しい状態を維持できます。ヒアルロン酸は、注入後に溶かすこともできます。芸能人でパンパンな顔になっている人は、その顔が気に入っているからです。常識的なセンスあるドクターならそんな不自然なほど注入しませんので大丈夫です。

3)たるみ、もたつき

ウルセラ・・・説明不要のHIFU(ハイフ)最高機種。いまだにウルセラを超える機種は開発されていません。消耗品であるカートリッジが異常に高いので、施術値段をさげることができない施設が多いのも事実。半年~1年の間隔で行うとかなりのリフトアップ効果が期待できます。痛みに弱い人のため、当院ではプロボフォールの麻酔で完全に眠ってもらって施術をすることもできます。

ウルトラセルQプラス・・・ウルセラのジェネリック版HIFU。韓国のトップメーカーの一つジェイシス社の製品。カートリッジの値段がウルセラの半分以下の程度なので、ショット数を倍にできる。超音波集簇による焼灼点がウルセラより小さいので、同じパワーで比較するとウルセラより痛みは少ないです。もちろん効果は劣ります。その点を考慮したのか、最近のソフトのバージョンアップでは、出力の上限値が上がりました。そして、脂肪減少を狙った新しいカートリッジも発売されました。こいつはあご下の脂肪に効果が期待できそうです。

インフィニ・ハイブリッド・・・いわゆるフラクショナルRF器機の一つ。RF(高周波)で真皮および皮下組織の引き締めます。脂肪が少なくなり、皮下組織および支持じん帯がしっかりしてきます。ハリのある小顔効果が期待できます。。導入当初は、あまり期待してなった機器でしたが、今では当院で最も活躍する頼もしいやつです。まぶたの上にも照射できるので、「眼が開けやすくなった」との評価されることも多い器機です。

4)お肌全体の老化防止、しみもたるみもシワも全部

トリニティプラス・・・3つのアプリケーターで、しみ、しわ、たるみを全部ケア。お肌の基礎工事用。これだけでも毎月続けているとかなり効果あります。

ボトックス&ヒアルロン酸・・・前述のとおり、少しずつ入れておくことで、かなりの効果を期待できます。

③上記の機器や施術の組み合わせを月々交代で・・・トリニティプラスでは不十分、もしくはコストをかけてもいろいろやってみたい方は、隔月で上記の機器を交代で行っていくことも有効です。

たとえば、ピコトーニングとインフィニ・ハイブリッドを交互に受けると、しみ・くすみとたるみの両方への対策となります。ボトックス、ヒアルロン酸はむしろ必須かもしれません。

 

そして何よりも、忘れてはいけないこと。

「効果を信じて、愚直に、あきらめないで施術を続けて受ける。」

ずっと、続けてらしゃる方は、やはりきれいです。

ラグビー日本代表のように、ハードな練習の向こう側に大きな成果が待っています。

「美けがれなく、道険し」

さあ、4年後とは言わず、1年後に素晴らしい変化を遂げるため、はじめの一歩を踏み出しましょう!

みぞぐちクリニックは、さまざまな施術器機、ドクターズコスメを取りそろえて、皆様の「美活」のお手伝いをさせていただきます!

2019.10.14

ヒアルロン酸注入(下顔面&上顎のしわ)

今回はヒアルロン酸注入です。

ヒアルロン酸注入というと、嫌いな人、怖がる人もまだまだ多くいらっしゃいます。

最近では、良質なヒアルロン酸がほとんどですし、先のとがってない「カニューレ」を使用した手技も当たり前になってきています。

頬やあごにヒアルロン酸を入れることで、若い時の顔に近づけることができます。

嫌いな方は、「あの芸能人みたいにパンパンになりたくない」などと極端な例をお話しされます。

それも注入の仕方、注入後の対処の問題です。

仮に入れすぎた、術後に思いのほか水分を含んで膨らんだ、と実感されたら、ヒアルロン酸は溶かすことができます。

ミリ単位での修正はできませんが、不自然な状態であれば、自然な状態に戻すことができます。

皮下出血のリスクはありますが、コンシーラーで隠せます。

さて、今回のモデルは、Y.Mさん(推定年齢50歳)です。ラセムドを施術した直後なので少々皮膚の発赤はありますが、

①頬の高さ低くなり、ややゴルゴラインが形成されつつあること。

②下顎周辺のボリュームが減り、たるみも強調されていること。

③上顎にスモーカーズライン(たてじわ)ができていること。

が修正ポイントです。

まず、下顔面のボリューム減少が気になりますので、ジュビダーム・ボリューマ(固めのヒアルロン酸)を注入します。

その後に、上顎にジュビダーム・ボルベラ(柔らかめのヒアルロン酸)を注入します。

いずれも、左右に開けた1㎜以下の穴からカヌラを挿入して注入しました。

そして、アフターの写真がこれ。

 

下顎のへこみは目立たなくなり、上顎のしわ(写真ではわかりづらいですが)は、かなりなくなりました。

決して過剰な矯正にならず、ナチュラルな感じでの変化に気づいてもらえるでしょうか?

まずヒアルロン酸を入れたことには、言わなければ誰も気づかないはずです。

ちょっとこの後、上顎にいれたボルベラが水分を吸って、膨張気味になりましたので、ヒアルロニダーゼで多少修正が必要かもしれません。

下顎あたりは、もう少し注入しても大丈夫そうですが、2回にわけて注入するほうが、過剰な矯正を避けるにはいい場合もあります。

 

ビフォーアフターを並べてみます。

 

 

ほんの少しの修正だけで、ぱっと見の印象は変わるものです。

法令線を修正するような部分的な注入よりも、全体のボリュームバランス修正するほうが、表情もよくなる上に、綺麗に見えます。

さあ、今までヒアルロン酸が怖くてトライできなかった方も、ちょっとだけの修正から始めてみませんか?

2019.10.03

今回もピコウエイ、ちょっとプロモード。

現時点では、ピコレーザーでの最新機種といえる「ピコウエイ」です。

現在国内でメジャーといえるピコレーザーは、ピコウエイ、ピコシュア、エンライトン、ディスカバリーの4つですが、ピコウエイが頭ひとつ抜きんでているのは、パルス幅の短さだけでなく、オプションのハンドピースが充実しており、他機種にくらべて治療の幅が広いことも挙げられます。

当院も役に立ちそうなハンドピースをいくつかアメリカから輸入しております。

先日、それらが届きました。

①1064nm Resolve(リゾルブ)

②730nm zoom(ズーム)

③532nm Resolve(リゾルブ) 

④532nm Fusion(フュージョン)

 

 

それぞれに、レーザーの波長と「ズーム、フュージョン、リゾルブ」の組み合わせで名前がついております。

それぞれの特徴は、

①1064nm Resolve(リゾルブ)

「ピコフラクショナル」治療に使用。おもに真皮にかけてのコラーゲン・エラスチン増生効果が期待できる。表皮の色素改善効果は若干弱いかもしれないが、真皮近くにあって、もやっとした色素には強い。なおかつ肌質改善、コラーゲン増生も期待できる。当院では、ピコトーニングとの組あわせ「ピコダブル」として設定されている。

②730nm zoom(ズーム)

アレクサンドライトの波長(755nm)に近いため、「ピコスポット」治療(部分的なシミ)に使用。ピコウエイに標準装備の532nm Zoomほど無駄に強くないので、炎症後色素沈着が少ない印象。IWPも起こるので、エンドポイントが分かりやすく、術者にとって使いやすいと感じるハンドピース。

③532nm Resolve(リゾルブ)

1064nmリゾルブと同様にフラクショナル照射が可能。美肌、毛穴の縮小に効果が期待できる。病変のカバー率が5%ぐらいなので、色素治療には向かない。さらに、532nm の波長が故に、いかんせん肌へのダメージが強すぎるきらいがある。がっつりやってダウンタイムもある程度許容できる方には良いかも。最近はあまり使われない傾向に。。。

④532nm Fusion(フュージョン)

532nm Resolve(リゾルブ)の弱点であるピークパワーの強さと病変カバー率の低さを改善するため、「アキシコン」と呼ばれる特殊レンズを使用し、レーザー光を弱め調整したフラクショナルハンドピース。色調改善、毛穴縮小、肌紋理の改善など表皮の改善効果が期待できる。1064nm Resolve(リゾルブ)との同時施術で、表皮~真皮まで万遍なく治療ができる。当院では「ピコダブル」として、ピコトーニングとの組み合わせも可能。

 

かなり、プロモードでの説明となってしまいましたが、要するに「様々なハンドピースの組み合わせで、現在もこれから先も、ピコウエイなら最新・最善の治療ができる可能性大」ということです。

これは、他社ピコレーザーの追随を許さないシネロン・キャンデラの努力の賜物でもあります。

そして、各ハンドピースの開発にご尽力下さった、みやた形成外科皮膚クリニックの宮田先生の叡智とこだわりの結晶でもあります。

さらに、我々エンドユーザーは、臨床的な経験のもとにさらにアレンジを加えていき、最善の方法を探っていきます。

これからも美容皮膚科を生業にするプロとして、結果にコミットしていきたいと思います。

2019.10.02

密かに始動ピコレーザー

10月なのに半袖でも過ごせる初秋ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

みぞぐちクリニック美容皮膚科部門には、新たなメニューがラインアップされています。

 

一つは「ピコレーザー」による総合的な美肌治療。

ご存じのように当院ではピコレーザー最新機種である「ピコウエイ」を7月に導入いたしました。

いままでは「スペクトラ」というQスイッチ「ナノ」レーザーを採用しており、これはこれで優秀なレーザーであります。

とくにこの「スペクトラ」を使った「デュアルピール」という施術は「美肌&美白」にはかなり効果を見せてくれますので、いまもなお施術メニューには残しているのですが、それでもまだ消えない「もやっとした」薄い色素沈着もあります。

そのような従来のレーザーではなかなか消えにくい色素沈着に対処するため、ピコウェイを採用いたしました。

7月から現在までの3か月間、「ピコトーニング」という施術名でメニューに採用しております。

但し、この「ピコトーニング」には、スタンダードなパワー設定がいまだに存在しません。

当初からピコウエイを導入した経験の多い先生方が、メーカーに設定の情報を提供し、一般ユーザーであるわれわれはそれを参考に、さらにアレンジして施術しています。

当クリニックでは、推奨パワーの1.5倍ぐらいで照射しています。

その理由は一つ。

ピコレーザーは、メラニンだけを破壊し周囲にあまり熱の影響を与えないパルス幅を持っています。

逆にいうとメラニンにしか効果がないのです。

従来のナノレーザーでは周囲に熱が放散しやすいのですが、それが逆に線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンを増生することができました。

そのため、ナノレーザーでトーニングをしていると、色素沈着も減り、おまけに肌もなんだか張りがでてくるのです。

ところが、ピコレーザーでのトーニングを「通常パワー」で受けたことのある方は、「ん?なんか全然やってもらった感がない!」と思われる方がほとんどです。

まず、まったく痛くないし、熱くもありません。

レーザーメーカー側も、「ピコトーニングは、色素除去だけに効くと思ってください」といいます。

本来の目的が色素沈着の除去なので、もちろんそれはそれでよいのですが、パワーアップ照射して、真皮以下に熱を蓄熱させて、線維芽細胞を刺激してやることが大切だと思っています。

いまのところ、1.5倍のハイパワー(6㎜スポットで0.9~1.0J)で照射してもこれといった副反応もないので、ほとんどの方でこのパワーまでアップして照射しています。

そして、ショット数も推奨の2倍、全顔で4000ショット

これでも30分枠内で施術は終了できます。

なにも早く終わる必要はありません。

効果がすべて。

メラニンが消えてなんぼ。

患者さんファースト。

そして、プロの意地。

 

9月には、「ピコフラクショナル」治療を実施できる、新たなハンドピースがアメリカから届きました。

目立つ毛穴やザラッとした肌を何とか変えていきたい、でもエコツーなどのハードな治療はちょっと。。。というかたに、ダウンタイムの少ない「ピコフラクショナル」は朗報です。

通常であれば、1日くらいの顔の赤さで元に戻ります。

「ラセムド」パックマスクを術後に使いますので、さらにダウンタイムは短くなります。

ただし、もちろんのことですが、1回だけの施術でツルツルのピカピカで、数年もちます、なんて夢のような話ではありません。(そんな施術メニューなど、この世に存在しませんが・・)

デイリーケアもしっかり行いながら、1か月に1回、フラクショナルレーザーを受けることで、1年後にはかなりの変化が生まれます。

少なくとも肌の老化スピードは遅くなります。

これはピコフラクショナルレーザーだけにかぎらず、他の施術でも実感しているところです。

 

そして、ーマペン4」もメニューに採用されました。

これは、また詳しく書きますが、単純に「ダーマペン」当てて、ハイ終わり、では効果が薄いようです。

そこに、成長因子だとか、PCL(ポリカプロ酪酸)などのコラーゲン刺激物質を導入してあげることが、重要だと思います。

コストはかかりますが、それに見合った効果を期待できるのでは?と思っています。

 

10月からは消費税10%ですが、当院では美容施術・ドクターズコスメ・サプリメントのご購入に際し、税別価格の10%ポイント還元しております。

当院のリピーターの方には非常に喜ばれております。

是非皆様ご利用くださいませ。

よろしくお願いいたします。

2019.06.20

夏、始まります。美白、必須です。

6月も後半、そろそろ夏が始まります。

女性にとって紫外線がバンバン降り注ぐ嫌な季節です。

お化粧しても、日焼け止めぬっても、汗で落ちまくったりします。

「塗る日焼け止め」はもちろん、最近では「飲む日焼け止め」がマストアイテムになりました。

当院では、「ソルプロ ホワイト」が人気です。お値段も良心的な4,500円(税別)。

(7月1日からは5,000円に値上げですが、ポイント500円分つきますので、実質税別4,500円です。)

「紫外線から身を守ること」=「老化防止」はすでに常識となりました。

「ソルプロ」で紫外線を防御したら、エンビロンなどでビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを肌に入れることも忘れずに。

さらにシミ、肝斑のできやすい人は、トランサミンの内服も効果的です。

内服がお嫌いの方には、お勧めのドクターズコスメがあります。

それが、これ、

「ナビジョンDRシリーズ」(クリックでナビジョンHPに飛びます)

資生堂がクリニック用に特別仕様として作製しているドクターズコスメです。

一般には同じものは販売されていません。

資生堂といえば、木村文乃さんがイメージキャラクターの「HAKU」が有名です。

以前より、美白成分「4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム)」を主体にして、一般コスメとして販売されています。

お値段は1~2か月分で5,000~6,000円前後です。

もちろん、この「ナビジョンDR」にも「4MSK」は配合されておりますが、それだけではありません。

「m-トラネキサム酸」を配合しているのが最大の特徴です。

内から外からトラネキサム酸を導入することで、肝斑の抑制やシミ予防に効果が期待できます。

「じゃあ、HAKUに市販の安いトラネキサム酸コスメ加えたら、同じじゃないの?」という疑問もあるでしょう。

ところが、それが違うんです。

キーワードは「抗メラノ機能体」です。

下の動画をご覧ください。

どうですか、資生堂、すごいですね。

 

そしてとうとう一般向けとして、今年3月に「トラネキサム酸」と「4MSK」の両成分を配合した、「HAKU メラノフォーカスV」を10,800円で発売されました。

おっと、「それじゃあ、HAKUをアマゾンで買えばええやん」というのは早計です。

「ナビジョンDRシリーズ」は、「抗メラノ機能体」としてトラネキサム酸と4MSKを含むところは「HAKUメラノフォーカスV」と同じですが、

表皮基底膜の保護成分「ステムランDG」という新成分を配合しているのがHAKUとの大きな違いです。

この「ステムランDG」については、次回ブログにて詳細をお伝えしようと思います。

ナビジョンDRシリーズでは、「TAホワイトローションn」に「TAホワイトエマルジョンⅠ(みずみずしくうるおうタイプ)」もしくは「TAホワイトエマルジョンⅡ(しっとりうるおうタイプ)」のどちらかを併用し、単独使用を超えた相乗効果を狙います。

市販のHAKUをさらにパワーアップさせてものと理解して良いと思います。

 

化粧水⇒乳液とくれば、次は「美容液」とくるのが、日本の化粧品セオリー(?)ですが、これだけで完結しても十分かと思います。

さらに上を目指す方であれば、「TAホワイトエッセンス」という美容液もあります。

ナビジョンDRシリーズが好き、という方ならば同じラインでそろえると気分はアガりますね。

ちなみに、お尻についている「n」の文字は「new」の意味です。最近リニューアルしたので旧製品と混同しないようにつけているようです。

(※旧製品にはステムランDGが含まれていないようです)

気になる方は、受付スタッフまでお申し付けください。

 

【ポイント制度導入のお知らせ】

6月より、美容皮膚科施術、ドクターズコスメの商品代金(税別)の10%をポイント付与する制度が始まりました。

(ドクターズサプリは7月1日からの適応になります。)

スマホにアプリをダウンロードしていただくか、ポイントカードを作っていただくかのどちらかになります。

貯まったポイントは、次回からのお支払時にご使用できます。

期限は最終付与日から1年間ですので、ご注意ください。

よろしくお願いいたします。

 

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