ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2021.09.13

「エコツー」と「ダーマペン4」のどっちがええの?

8月が終わったと思ったら、もう9月の半ばに差し掛かり、じめっとした残暑が残る今日のこの頃ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

7月、8月は学生さんのニキビ相談が多かった印象がありますが、通年をみても徐々に大人ニキビの相談や「ニキビ痕」の相談が増えております。

活動性ニキビは、思春期~20代前半のニキビと、それ以降のニキビでは成因も治療も異なるのですが、今回はその話は置いておきます。

本日のお題は、「お肌の再生には、エコツーとダーマペン4のどっちがええの?」でございます。

「エコツー」についてちょっとだけ説明いたします。

まず、「エコツー」は、「炭酸ガスフラクショナルレーザー」という機材のカテゴリーに分類されます。

 

「フラクショナル」という言葉は、直訳すると「小部分の」という意味になります。

つまり「炭酸ガスレーザーのビームを、小さな部分部分に照射する」ということを表しています。

図で見ると、これ。

レーザーのビームが真皮層まで到達して、物理的に組織を破壊され、熱刺激とともに、コラーゲン再生と皮膚のタイトニングが起こります。

表皮も蒸散して削られるので、でこぼことしたニキビ痕には最適な治療と言えます。

またシワや軽度のたるみにも効果がありますので、アンチエイジング目的にも使用できます。

難点としては、熱エネルギーによる炎症後色素沈着によって、若干くすんだ肌になるリスクがあることと、ダウンタイムが4~7日間あることです。

当院では、ダウンタイムを短く、炎症後色素沈着のリスクを低減するための工夫として、

①術後の冷却をしっかりと行い、組織修復をうながすLEDライトを当てる

⓶術後数日は、ステロイド軟膏をしっかり塗る

③トラネキサム酸、ビタミンC、L-システインの内服を継続する。

④成長因子などの組織修復因子をオプションで加える

などを取り入れております。

特に、④の成長因子については、「アムニオジェニックス」、「エクソソーム」、「MPF(ベネブ社)」の3つをご予算に合わせてご用意しております。

 

次に、ダーマペン4について。

最近は、インスタグラムやYouTubeでの露出度の多さもあって、大人気の施術です。

原理としては、表皮から真皮にかけて微小な孔をあけて組織をいったん破壊したのち、その修復する力を利用して効果を発揮させます。

先端から出るハリの長さを調整することで、治療の強さを変えることができるのが特徴ですが、その分施術者によって効果にばらつきが出ることがあります。

メリットは、熱エネルギーを使わないので、フラクショナルレーザーで起こるような炎症後色素沈着によるくすみなどは、まず発生しないことです。

ダウンタイムもほとんどの方が1日、長くても3日ぐらいですから、ストレスが軽くて済みます。

またダーマペンで開けられた孔を通して、様々な薬剤(成長因子、PCLなど)を真皮層まで運び、コラーゲン産生をより促すことができます。

ただし、デメリットもあります。

若い年齢層の方や、肌の病状がそれほど重くない方は、それほどアグレッシブに施術しなくても、効果を実感できるとは思いますが、年齢が上の方や、肌の病状が重い(強いニキビ痕など)方などは、アグレッシブな施術+成長因子をつかわなければ、期待した効果が得られ場合があります。

 

それでは、「エコツー」と「ダーマペン」とどちらが良いのでしょうか?

最終的には、患者様のお肌の状況と、本人が望む効果や、ダウンタイムを許容できるか、などの複数因子を考慮しなければ比較できません。

ざっくりと言ってしまうのならば、

①見るからに表皮が厚く、でこぼこした肌の方は、エコツー。

⓶長いダウンタイムが許容できない方、成長因子などのオプションを選択できる余裕のある方は、ダーマペン。

 

ただし、どちらの施術も1回だけで効果は全く分かりません。

最低5回は必要です。

しっかり効果を実感したいなら、10回ぐらいは続けて頂くのがベストです。

施術との相性もありますので、ダーマペン4で効果を実感できなればエコツーを、エコツーで効果がない場合はダーマペン4をお勧めすることもあります。

 

綺麗な肌をつくるには、効果的な施術はもちろん、効果発現確率の高いコスメで日々のケアをすることも必要です。

ドクターズコスメとしては、「ゼオスキン」「エンビロン」に代表される「レチノール(ビタミンA)」を含有するものは、必須と言えましょう。

さらに余裕があれば、「ヒト幹細胞培養液エキス」を配合されたコスメを加えるとかなりの効果が期待できます。

世の中には、「オーガニック」などを謳ったコスメが氾濫しており、いわゆる「コスメ難民」を生み出している元凶になっているようにも見えます。

科学的に効果を実証されたドクターズコスメを1年間続けてみることは、無断な投資ではないと思います。

次回は、最近ユーザーがうなぎのぼりに増えている「ゼオスキンヘルス」について、基本的なことからご紹介しようかと思います。

2018.09.17

いよいよLasemd(ラセムド)が始まります!

かねてからブログでご紹介しておりました、Lasemd(ラセムド)がいよいよ美容メニューに登場します。

韓国のトップメーカーであるルートロニック社が開発した「ラセムドステーション」からツリウムレーザーを表皮に照射し、微細な穴をあけ、付属のナノ化美容液(保存料無添加で非常に良質)を導入します。

このツリウムレーザーは、ほぼ表皮のみに効きますので、ダウンタイムが短くて済む利点があります。

ツリウムレーザーを使った美容機器に「フラクセルⅢ」というものが先行して販売されていますが、「フラクセルⅢ」は1550nmの波長をもつエルビウムグラスレーザーと1970nmの波長をもつツリウムグラスレーザーの両方を照射しますので、真皮まで到達するエルビウムグラスレーザーの影響でかさぶた&発赤のダウンタイムが3-4日ほどあります。

コラーゲンやエラスチンを増やして真皮のハリを求めるのではなく、「とにかく、ツルっとしたオルチャンの肌に近づけたい!!」もしくは「仕上がった今のツルっとした肌をキープしたい!」、でも「ダウンタイムが長い施術はイヤ!」という方には、ラセムドは最適な治療でしょう。

ツリウムレーザーだけでもかなり良いとは思いますが、付属の3種類のナノ化された美容液が良品です。

日本では、「VA(ビタミンA)」「VC(ビタミンC)」「TA(トラネキサム酸)」の3種が使用可能です。

一回の施術につき、1本の美容液が付属しますが、朝晩使用すると2週間くらいの使用分です。

この美容液は、溶液と成分が別々に分かれていて、使用する直前に混合させ数分間の遠心器にかけたのち、超新鮮状態でお肌に塗布していきます。

ラセムドステーションで開けた微細な穴を通して、しっかりと入っていきますので、その浸透力はイオン導入・超音波導入の約2倍になるとのことです。

術後の軽い赤みは、その後に行う「ヒーライト」とオプションのバイオセルロースマスク「ラセムドパック」で緩和されます。

 

 

さらに「ヒーライト」で真皮の線維芽細胞を刺激し、コラーゲン&エラスチン増生を狙い、「ラセムドパック」で、長時間保持型のセラミドやヒアルロン酸を与えますので、1回の施術でかなり効果を実感できます。(これもなかなかの優れもの)

 

当院のラセムドによる施術は、「ラセムドパック」が「あり」と「なし」の2コースをご用意しております。どちらのコースも美容液とヒーライトはセットになっております。できればラセムドパックは優れものなので、ぜひとも施術直後の浸透率がアップしているところで使用したいところです。

 

パック単体でも、1枚3,240円(税込)で販売しておりますが、お得な5枚セット10,800円(税込)もございます。

 

2~3週間に1度、ラセムドパックセット(レーザー照射&美容液導入&ラセムドパック)にヒーライト照射を加えて、施術を受けていただくことで、満足のいくツルリン肌に近づくのではないでしょうか!?

そして恒例の初回導入キャンペーンです。(10月末までのお試し価格です)

ラセムドパックセット&ヒーライト初回のみの設定ですが、

税込定価21,600円を、10,800円の半額でお試しいただけます!

お肌に合うようでしたら、次は5回コースで継続してください。

今回はLINEお友達以外の方も対象ですが、LINEお友達の方には、さらにお得なクーポンが届きますのでお楽しみに!