ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2023.08.07

キャンデラ社のユーザーズミーティングに行ってきました。

1週間があっという間に過ぎる今日この頃です。

ブログも週刊ではなく月刊になってしまいがちです。

美容医療の宣伝広告の主流は、文章よりも動画、長い物よりも短い時間のものに移行しておりますので、ブログを書くよりインスタ上げた方が商業的には良いのですが、広告宣伝部隊が院長だけのワンオペ状況では、他のクリニック様のようなデイリーなアップは不可能でございます。

さて、昨今の当院の状況とはいうと、一般診療ではコロナ患者さんは毎日のようにやってくるので、もはや日常となって特別感はありません。

同様に学会や研究会もWEB開催はされるものの、メインは会場参加の傾向で、平常モードが4年ぶりに戻ってきております。

そのような中、東京で開かれたキャンデラ社主催のユーザーズミーティングに参加してきました。

当院でも導入しているピコレーザー「ピコウエイ」の730nmハンドピースの利用法や、脱毛機であるジェントルマックスプロを使った「レーザーフェイシャル」のニキビ治療や、キャンデラ社一押しのフォト治療機「ノーリス」の臨床実例などなど、面白い講演を聞く事ができました。

特にニキビ治療としての「レーザーフェイシャル」には、以前から注目しており、今後は当院のメニューにも加えて行こうかと思っています。

講演してくださった咲くらクリニックの小林先生は、毛孔性苔癬に脱毛レーザーの設定照射が効果的との実例を聞いて、「ならば、ニキビにも効くのでは?」との発想で始められたとのこと。

ロングパルスアレキサンドライトレーザーの脱毛設定を使うとの事ですが、なぜ毛孔性苔癬や活動性ニキビに効くのか、いまひとつ理屈が分かりません。

熱による殺菌作用だとか、脱毛に伴うの皮脂腺の破壊だとか、推測されているようですが、月1の施術でアクネ菌を殺菌したところで、しばらくするとまた増殖しますし、そもそも脱毛ができるような毛が生えていない上腕や顔の表面で脱毛レーザーと同じ機序で皮脂腺が破壊されるとは考えにくいと思っています。

小林先生の同内容の講演を聴くのはこれが3回目ですが、そのあたりの機序への詳細な考察はありませんでした。

ビフォーとアフターで皮膚のバイオプシーで病理検査での比較をやれば、その辺の変化がアカデミックに証明できると思いますが、なかなか誰もやらないでしょうね。

とはいえ活動性ニキビで困っている10代20代の方々はたくさんいらっしゃいますので、とりあえずは、効きそうなものは何でもやってみると言う姿勢で、まずは臨床結果ありきで行きたいと思っています。

当院では、ジェントルMaxプロとほぼ同じスペックの「クラリティツイン」と言う脱毛器を持っていますので、同じ設定でメニュー化しようと思います。

ただし、アレクの脱毛モードでなくともロングパルスヤグレーザーのある設定を使っても効果が出そうなので、そちらモード併用が良いかも?

アレク脱毛の設定は、少々痛いので、、、

17時まで講演を聴いた後は、仕事関係で今日研修中の息子と銀座で待ち合わせて、ちょっと贅沢な焼肉を食しました。

銀座はホコ天で人がうじゃうじゃ。

焼き肉は、いつもの腹一杯感ではなく、脳と舌が喜ぶ上品なものでした。

8月18-20日と日本美容学会総会で、また東京に行きます。

美容領域の最新トレンド情報の入手とアカデミカルな考察ができる貴重な3日間ですので、今から楽しみですね。

2019.12.15

さらに上の美白&美肌を目指すなら、ピコフラクショナル!

乾燥の季節、皆様もスキンケアに油断ができない今日この頃です。

しっかり保湿をコストパフォーマンス最大に求めるなら、保険診療で処方できる「ヘパリン類似物質~」のシリーズをこれでもかこれでもかと塗りたくるのもありですが、これはちょっと社会問題となった時期もありまして、あまり公にお勧めはできませんが。。。。

当院では、数年前から「グラファ モイスチャーキープ MC」という保湿剤をお勧めしております。

これを販売している「グラファ  ラボラトリーズ」という会社、大阪市北区に本社がありまして、他にハイドロキノンや日焼け止めクリームなども販売しているのですが、とにかく真面目な会社です。

大手と違い、派手な宣伝はせず、品質と使用感にこだわり製品を作っているようです。

この「モイスチャーキープ MC」、サラリしている割には保湿力が長持ちするという特徴を持っています。(HPはこちらを参照)

お値段も130ℊで2,200円(税込)ですから、性能から判断するとコストパフォーマンスが高いのではないでしょうか?

 

さて、本題です。

ピコレーザーの最新機種「ピコウェイ」が当院にやってきて、はやくも4か月が経過しております。

主に「もやっとした色素沈着、くすみ」の患者様にお受けいただいて好評を博してはおりますが、それでもなかなかすっきりと色素沈着が取れない方もいらっしゃいます。

そして、色素沈着やくすみなどの色調だけでなく、肌質の改善もどうにかならないかとご相談を受けます。

その際にお勧めしているのが、同じピコウェイを使用した治療、「ピコフラクショナル」です。

当院ではオリジナルな方法として、2つの波長(532nmと1064nm)のフラクショナルレーザーを同日に照射しております。

レーザーには波長の長さによる到達点の違いがございます。

 

具体的には、532nmの波長レーザーは「角質~表皮」までの比較的肌の浅い部分に到達し、1064nmの波長レーザーは「真皮」までの深い部分に到達します。

つまり、ピコトーニングでは取り切れない皮膚の浅い層にあるメラニンを破壊し、角質~表皮のテクスチャーを再構築し、さらには真皮層にあるメラニンも破壊し、線維芽細胞を刺激してコラーゲンやエラスチンなどを増生し、肌の浅層から深層までしっかりと治療することができるのです。

現時点において、レーザーによる美肌・美白治療の最高峰といえるでしょう。

フォト治療などにも反応しない色素沈着には最適だと思います。

ピコフラクショナルレーザーの治療は、1回35,000円(税別)ですが、3回コースで94,500円とお得になります。

さらに「ピコフラクショナル3回コース20%オフキャンペーン」を、来年1月から2月末までの予定で行います。

LINEお友達限定ですが、実質1回25,200円(税別)でお受けいただけます。(ポイント付与はございません)

ピコフラクショナルレーザー治療では、従来の炭酸ガスフラクショナルレーザーの治療後ほどの、強く長いダウンタイムはございません。

長くて3日、少々顔が赤くなるという程度です。

かさぶたができないので、メイクで十分隠すことができる程度の赤さです。

(施術時の痛みがありますので、痛みに弱い方はクリーム麻酔をオプション追加されることをお勧めします。)

当院では鎮静パックを術後に行っておりますので、ダウンタイムについては安心していただけると思います。

オプションの成長因子を術後に塗布することで、肌の修復機能が増すため、効果も上がってダウンタイムもさらに短くなります。

個人的には、フラクショナル系の治療(ダーマペン、エコツー、ラセムドなど)には成長因子は必須と考えております。

成長因子の詳細については、また別の機会に。

 

ドクター施術の12月の予約は、ほぼいっぱいですが、キャンセル待ちもお受けしております。

「ハイドラフェイシャル」、「ラセムド」、「マッサージピール」、「エンビロンイオン導入」、「脱毛レーザー」は、ご予約枠に余裕がございます。

とくにお勧めは、マッサージピールです。

シンプルですが、繰り返すと、地味に効いてきます。

さらに「ダーマペン4」と組み合わせて行う「ベルベットスキン」とよばれる施術で、さらにツルリン・プルプル肌に近づくことができます。「

気になる方は、受付スタッフまでご予約のお電話を。

 

★2020年1月1日からメニュー項目および料金が改訂になります。ご了承くださいませ。

2019.10.03

今回もピコウエイ、ちょっとプロモード。

現時点では、ピコレーザーでの最新機種といえる「ピコウエイ」です。

現在国内でメジャーといえるピコレーザーは、ピコウエイ、ピコシュア、エンライトン、ディスカバリーの4つですが、ピコウエイが頭ひとつ抜きんでているのは、パルス幅の短さだけでなく、オプションのハンドピースが充実しており、他機種にくらべて治療の幅が広いことも挙げられます。

当院も役に立ちそうなハンドピースをいくつかアメリカから輸入しております。

先日、それらが届きました。

①1064nm Resolve(リゾルブ)

②730nm zoom(ズーム)

③532nm Resolve(リゾルブ) 

④532nm Fusion(フュージョン)

 

 

それぞれに、レーザーの波長と「ズーム、フュージョン、リゾルブ」の組み合わせで名前がついております。

それぞれの特徴は、

①1064nm Resolve(リゾルブ)

「ピコフラクショナル」治療に使用。おもに真皮にかけてのコラーゲン・エラスチン増生効果が期待できる。表皮の色素改善効果は若干弱いかもしれないが、真皮近くにあって、もやっとした色素には強い。なおかつ肌質改善、コラーゲン増生も期待できる。当院では、ピコトーニングとの組あわせ「ピコダブル」として設定されている。

②730nm zoom(ズーム)

アレクサンドライトの波長(755nm)に近いため、「ピコスポット」治療(部分的なシミ)に使用。ピコウエイに標準装備の532nm Zoomほど無駄に強くないので、炎症後色素沈着が少ない印象。IWPも起こるので、エンドポイントが分かりやすく、術者にとって使いやすいと感じるハンドピース。

③532nm Resolve(リゾルブ)

1064nmリゾルブと同様にフラクショナル照射が可能。美肌、毛穴の縮小に効果が期待できる。病変のカバー率が5%ぐらいなので、色素治療には向かない。さらに、532nm の波長が故に、いかんせん肌へのダメージが強すぎるきらいがある。がっつりやってダウンタイムもある程度許容できる方には良いかも。最近はあまり使われない傾向に。。。

④532nm Fusion(フュージョン)

532nm Resolve(リゾルブ)の弱点であるピークパワーの強さと病変カバー率の低さを改善するため、「アキシコン」と呼ばれる特殊レンズを使用し、レーザー光を弱め調整したフラクショナルハンドピース。色調改善、毛穴縮小、肌紋理の改善など表皮の改善効果が期待できる。1064nm Resolve(リゾルブ)との同時施術で、表皮~真皮まで万遍なく治療ができる。当院では「ピコダブル」として、ピコトーニングとの組み合わせも可能。

 

かなり、プロモードでの説明となってしまいましたが、要するに「様々なハンドピースの組み合わせで、現在もこれから先も、ピコウエイなら最新・最善の治療ができる可能性大」ということです。

これは、他社ピコレーザーの追随を許さないシネロン・キャンデラの努力の賜物でもあります。

そして、各ハンドピースの開発にご尽力下さった、みやた形成外科皮膚クリニックの宮田先生の叡智とこだわりの結晶でもあります。

さらに、我々エンドユーザーは、臨床的な経験のもとにさらにアレンジを加えていき、最善の方法を探っていきます。

これからも美容皮膚科を生業にするプロとして、結果にコミットしていきたいと思います。

2019.10.02

密かに始動ピコレーザー

10月なのに半袖でも過ごせる初秋ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

みぞぐちクリニック美容皮膚科部門には、新たなメニューがラインアップされています。

 

一つは「ピコレーザー」による総合的な美肌治療。

ご存じのように当院ではピコレーザー最新機種である「ピコウエイ」を7月に導入いたしました。

いままでは「スペクトラ」というQスイッチ「ナノ」レーザーを採用しており、これはこれで優秀なレーザーであります。

とくにこの「スペクトラ」を使った「デュアルピール」という施術は「美肌&美白」にはかなり効果を見せてくれますので、いまもなお施術メニューには残しているのですが、それでもまだ消えない「もやっとした」薄い色素沈着もあります。

そのような従来のレーザーではなかなか消えにくい色素沈着に対処するため、ピコウェイを採用いたしました。

7月から現在までの3か月間、「ピコトーニング」という施術名でメニューに採用しております。

但し、この「ピコトーニング」には、スタンダードなパワー設定がいまだに存在しません。

当初からピコウエイを導入した経験の多い先生方が、メーカーに設定の情報を提供し、一般ユーザーであるわれわれはそれを参考に、さらにアレンジして施術しています。

当クリニックでは、推奨パワーの1.5倍ぐらいで照射しています。

その理由は一つ。

ピコレーザーは、メラニンだけを破壊し周囲にあまり熱の影響を与えないパルス幅を持っています。

逆にいうとメラニンにしか効果がないのです。

従来のナノレーザーでは周囲に熱が放散しやすいのですが、それが逆に線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンを増生することができました。

そのため、ナノレーザーでトーニングをしていると、色素沈着も減り、おまけに肌もなんだか張りがでてくるのです。

ところが、ピコレーザーでのトーニングを「通常パワー」で受けたことのある方は、「ん?なんか全然やってもらった感がない!」と思われる方がほとんどです。

まず、まったく痛くないし、熱くもありません。

レーザーメーカー側も、「ピコトーニングは、色素除去だけに効くと思ってください」といいます。

本来の目的が色素沈着の除去なので、もちろんそれはそれでよいのですが、パワーアップ照射して、真皮以下に熱を蓄熱させて、線維芽細胞を刺激してやることが大切だと思っています。

いまのところ、1.5倍のハイパワー(6㎜スポットで0.9~1.0J)で照射してもこれといった副反応もないので、ほとんどの方でこのパワーまでアップして照射しています。

そして、ショット数も推奨の2倍、全顔で4000ショット

これでも30分枠内で施術は終了できます。

なにも早く終わる必要はありません。

効果がすべて。

メラニンが消えてなんぼ。

患者さんファースト。

そして、プロの意地。

 

9月には、「ピコフラクショナル」治療を実施できる、新たなハンドピースがアメリカから届きました。

目立つ毛穴やザラッとした肌を何とか変えていきたい、でもエコツーなどのハードな治療はちょっと。。。というかたに、ダウンタイムの少ない「ピコフラクショナル」は朗報です。

通常であれば、1日くらいの顔の赤さで元に戻ります。

「ラセムド」パックマスクを術後に使いますので、さらにダウンタイムは短くなります。

ただし、もちろんのことですが、1回だけの施術でツルツルのピカピカで、数年もちます、なんて夢のような話ではありません。(そんな施術メニューなど、この世に存在しませんが・・)

デイリーケアもしっかり行いながら、1か月に1回、フラクショナルレーザーを受けることで、1年後にはかなりの変化が生まれます。

少なくとも肌の老化スピードは遅くなります。

これはピコフラクショナルレーザーだけにかぎらず、他の施術でも実感しているところです。

 

そして、ーマペン4」もメニューに採用されました。

これは、また詳しく書きますが、単純に「ダーマペン」当てて、ハイ終わり、では効果が薄いようです。

そこに、成長因子だとか、PCL(ポリカプロ酪酸)などのコラーゲン刺激物質を導入してあげることが、重要だと思います。

コストはかかりますが、それに見合った効果を期待できるのでは?と思っています。

 

10月からは消費税10%ですが、当院では美容施術・ドクターズコスメ・サプリメントのご購入に際し、税別価格の10%ポイント還元しております。

当院のリピーターの方には非常に喜ばれております。

是非皆様ご利用くださいませ。

よろしくお願いいたします。

2019.04.04

みやた形成外科皮ふクリニックにご訪問!

今日木曜日は普通であれば美容皮膚科外来の日ですが、休診にして、東京は新橋にある「みやた形成外科皮ふクリニック」にご訪問させて頂きました。

世界的なレーザーのトップメーカー、シネロンキャンデラ大阪支店の野々村氏と、本社マーケッティング部の宇佐川氏の計らいで、この企画が実現しました。

宮田先生は日本の美容医療業界のリーダー的存在であり、常に新しいことにもチャレンジを続ける素晴らしいドクターです。

私が美容医療初心者であった時から、現在に至るまで、宮田先生のレクチャーがあると聞けば、出来るだけ都合をつけて参加するようにするほど、「惚れこんで」ます。

華やかな銀座ではなく、サラリーマンの街「新橋」の、それも駅から徒歩10分のやや外れにクリニックがあるにもかかわらず、予約は常にいっぱいです。

施術の値段が「東京」とは思えない価格であることだけでなく、理論に裏打ちされた技術と、先生自らがほぼすべての施術を行うというプレミアムな方針が、絶大なる人気の秘密ではないかと思います。

写真は撮り忘れましたが、受付待合はいたって普通なもの。「クリニック」というよりも「医院」といった方がぴったりの内観でした。

ここで日本の美容医療の最先端が受けられるとは、パッと見には想像がつかないと思います。

美容医療というものは、華やかで、きらびやかなものではなく、まさに実直に「医療」で良いのだ、と再認識しました。

宮田先生の診察室に通され、シネロンキャンデラの二人と私と宮田先生の4人で、じっくり1時間半近く、お話を聞かせて頂きました。

今話題のピコレーザーをはじめとした様々なレーザー施術のエッセンスから、ここでしか聞けない業界の表話、裏話まで、話題は多岐にわたり、濃厚な時間を共有させていただきました。

特に、シネロンキャンデラ社のピコレーザー「PICOWAY(ピコウエイ)」の現在における他社製品を寄せ付けない、絶対優位性を確認することができたのは、大きな収穫でした。

ピコレーザーのトップを走るのは、ピコシュアでもエンライトンでもディスカバリーでもなく、紛れもなく「PICOWAY(ピコウエイ)」。

当院でも、6月にはピコウエイを採用予定です。

光治療やQスイッチナノレーザーでも取り切れない薄いシミの除去、これまでのレーザートーニングを超える効果を実感できる美肌&美白治療、ダウンタイム少ないニキビ跡治療など、「PICOWAY(ピコウエイ)」の可能性は広がります。

 

これからも日本のトップレベルの方に教えを乞い、常に自分の知識をアップデートし続けます。

そして、きらびやかでも、華やかでもない、質実剛健な美容クリニックであり続けます。

宮田先生と所狭しと並んだレーザー機器たちと記念撮影。

2019.01.02

新年に「美容医療とはなにか」をマジメに考えてみた。

新年、あけましておめでとうございます。

昨年は、レーザー機器を4台も購入しました。
うちインフィニ・ハイブリッドは超絶な人気を博して、当院の人気トップメニューとなりました。

もちろん、美白治療の定番であるライムライトをはじめ、トリニティプラス、デュアルピールなどもお気に入りの上位に入っております。
また、リフトアップマシンのウルセラは、コンスタントに人気がございます。
などなど、合計10台の機器を駆使して、なんとか皆さまのお役に立つことができました。

 

開業して5年、美容皮膚科を立ち上げて4年。
当院の理念をそのまま法人名の「癒美会(ゆうびかい)」に投影し、「癒し」と「美しさ」を皆様に提供するように、努力してまいりました。

なぜ、私は美容医療を始めたのか?

保険診療だけで、経営的には十分であるはずなのに、なぜ「美容皮膚科」という、ある意味リスクのある科を立ち上げたのか?

年の初めに、あらためて自問自答してみます。

まず、美容医療とはいったい何のために存在するのでしょうか?

私は、救急専門医、循環器内科医として、20年以上臨床医療の最前線で働き、何百、何千の患者さんを診てきました。

そこでの医療の目的は、時には病気の治療であったり、時には安心感を与える助言だったり、時には単なる延命であったり、さまざまなものでした。

すべてに共通する目的は、ただ一つ。

「生命と健康をおびやかされることからの解決策」を提供することでした。

人間の欲には「生理的欲求」と「社会的欲求」があります。

前述の医療行為は、「生命を維持する」という生物としての自然な「生理的欲求」を満たす方策です。

反対に、芸術や音楽、ファッションなどは「人間としてより良く生きていきたい」という「社会的欲求」を満たす方策です。

この「社会的欲求」を満たすものが、「生命の維持」に必須か?と言われると、どうでしょうか?

おそらく「なくても何とかなる」ものがほとんどだと思います。

でも、「これのおかげで、ワクワクして気分もアゲアゲだし、生きてて良かった!」と実感するものです。

美容医療もまさにこれです。

生物として生きていくには必須ではないけど、私たちの人生に花を添えてくれる素晴らしいモノの一つです。

社会的生物である私たちは、「生きるためだけに、生きる」存在ではないはずです。

私たちを人間らしくしているのは、より良く生きていきたいという「社会的欲求」なのです。

美しいものを愛で、自分も若く美しくありたい、と願うのはとても人間らしい「社会的欲求」の一つです。
そこに価値を見出し、相応の投資することはとても素晴らしいことだと、私は思います。

美容医療は、贅沢でも浪費でもありません。
極めて文化的な人間らしい行為です。

食べて、飲んで、寝るだけの「生理的欲求」を満たすより、よっぽど人間らしい行為です。

そうだと確信しているからこそ、私はこの分野を研究し、実践し、極めようと思ったのです。

カッコよく、若々しく、はつらつと、自分に自信をもって、背筋を伸ばして生きる術の一つとして、美容医療は存在するのです。

今年も、皆さまの人生を彩るお手伝いをさせてください。
最新、最良の情報をアップデートし、安全な美容医療を提供できるよう精進いたします。

さあ、今年後半には、当院でもいよいよ「ピコレーザー」が導入されます。
現時点で最良のピコレーザーと評価の高い、シネロン&キャンデラ社の「PICOWAY(ピコウエイ)」の採用が決まりました
従来の「Qスイッチレーザー」では成しえなかった治療効果が期待できます。
おそらく、今後は「ピコレーザー」が色素治療と美肌治療の主役となっていくでしょう。

皆さま、楽しみにお待ちください。

2017.11.24

ピコレーザーは、今「買い」なのか?

知っているヒトは知っている、美容マニアなら必須の知識、その名は「ピコレーザー」

2013年に鳴り物入りで登場したこのレーザーは、着実に美容医療の中で存在感を増してきています。

現在では、「ピコウエイ」「ピコシュア」「エンライトン」「スペクトラピコ」「ディスカバリーピコ」の5機種が主に使用されています。

有名美容クリニックでは、必ずと言っていいほど導入されていますし、HP上でもメインとなる位置に宣伝されています。

ただし、まだまだ一般的なものではありませんので、価格は1台2000万前後と高額です。

そのため、施術料金もそれなりの高額で、従来のナノ秒レーザーの倍以上でないとビジネスとして成り立ちません。

では、その値段に応じた価値があるのか、否か?

様々な視点から、検討してみました。

まずは、レーザー界の重鎮、葛西健一郎先生の最新著書を読破。

内容を簡潔にまとめると、

「刺青除去には、従来レーザーよりもかなり良い」

「老人性色素斑、ADMなどの除去については、従来レーザーでも十分なので、優位性はあまりなし。」

「レジュビネーション(肌質改善)については、期待できるところが大きいが、まだまだ経験が少ないのでわからない。これから評価されて行く。」

うむむ、全体的な論調は「ピコ秒レーザー、最高じゃ!万歳!」というよりも、「革新的なレーザー技術だし、いい機械には間違いない。けど、まだまだこれから発展の余地あるね」といった感じです。

もっとピコレーザーを持ち上げて書いているのかと思っていたので、まったく意外でした。

そして、本日京都で開催されたシネロン・キャンデラのセミナーで、講師の小林直隆先生(愛知県の咲くらクリニック院長)にも聞いてみました。

「なんでも聞ける」セミナーですから。シネロン・キャンデラにとって少々耳の痛いことでも、聞いてしまいました。

私「先生、率直に聞きます。ピコレーザーは、今買いですか?そうじゃないですか?」

小林先生「うーん、先生がピコレーザーに何を求めるのかにもよるけど、刺青以外のことに使おうとするならば、まだ買わなくてもええかな?」

やっぱり、そうなのですね。

なんとなくわかってましたが、ピコレーザーはまだまだ「未完の大器」といったところでしょう。

今年ドラフト1位で日本ハムに指名された清宮選手みたいなものです。

「将来、日本のプロ野球を背負って立つ逸材には違いないが、まだまだ本当の意味でのスターじゃない。さらにトレーニングと経験を積み、洗練されてトップスターとして成長してほしい」

現在におけるピコレーザーの立ち位置は、こんな感じでしょうか?

そういえば、ルートロニック社のITO社長も同じ見解で、

「うちにはスペクトラピコがありますが、まだまだ未完成です。(日本法人としては)まだピコレーザー購入をお勧めしません」

と、コメントしてました。

以上、結論として『ピコレーザーは、今は「買い時」ではない!』と判断し、あと数年は購入を見送ることに決定しました。

さらに熟成され、価格も下がったところで、最も洗練されたメーカーの機種を購入する予定です。

私どものような規模のクリニックは、最新機種を高い値段で買う必要は全くありませんので、

評価の定まった安全で効果的な機種を安い値段で買い、施術料金に反映することが最もメリットがあると思います。

また、前述の小林先生は、次のようにもおっしゃっていました。

「一つのレーザーで、すべてのヒトの問題が解決することはあり得ないので、効果がないと判断したら、違う方法を試してみましょう。」

これはすべての医療行為に当てはまる真実です。

最初から「絶対効く」治療を選択できる神様のような医者はこの世に一人もいませんから。

来年2月からは、「痛くない美肌&リフトアップマシン」である「インフィニハイブリッド」、「痛みの少ない王道脱毛マシン&美肌治療マシン」である「クラリティツイン」が加わり、これまで以上に患者様のニーズに合わせた美容治療ができるようになります。

みなさま、2月には素晴らしいキャンペーンをぶち込みますので、楽しみにお待ちください。

よろしくお願いいたします。