ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2018.07.15

クロスクリニック石川浩一先生著『「不老美肌」を手に入れる』を読んでみた。

久しぶりの連休です。

以前から読みたくてAmazonで購入していた、クロスクリニック石川浩一先生の本を読んでみました。

『メディカル・アンチエイジングで「不老美肌」を手に入れる』がその本の題名です。

現在の美容皮膚科医療についての解説が、一般の方向けの平易な言葉で書かれてますので、非常にわかりやすいです。

日々知識をアップデートしている美容皮膚科医にとっては、「目からうろこの新情報」はありませんが、この本を通読すると「難しいことを簡単な言葉でわかりやすく伝えるポイント」が見えてきます。

「なるほど、患者さんに説明するときは、このフレーズがわかりやすいな」

「こういう表現のほうが、ブログかくときに伝わるな」

などと、ちょっと「他人のふんどしで相撲をとる」みたいになってますが(笑)、とにかくこれは誰にとっても良本だ、と言えるでしょう。

美容マニアならずとも、美容医療に携わる医師、スタッフは一度は読んでおくべきです。

(うちのスタッフ用に10冊注文ずみ!!)

開業して5年足らず、新しく美容医療を実践するにあたり、レーザー機器を多数購入し、休日返上で最新最良の美容医療の知識を吸収し、時間とコストをバンバンつぎ込んで来ました。

それは、どうせやるなら日本のトップクラスと同じことをやろう、少しでも近づこう、という執念に近いものがありました。

後発の美容クリニックである負い目を払拭するために、とにかく努力を続けてきました。

石川浩一先生のご講演は何回も拝聴させていただきました。

直接教えをいただいたことはありませんが、クリニックFの藤本先生、みやた皮膚科形成外科の宮田先生とならんで、私の心の師匠といってもよい存在です。

今回読んだ石川先生の著書には、私が常日頃から感じている「メスを使わない美容医療」というものへの思いが、そっくりそのまま書いてありました。

先生の講義を聴いてきたから同じ思考になったのか、それとも美容皮膚科の本質をつきつめるとそうなるのか、どちらかはわかりませんが、

日本のトップを走るドクターと同じ思考で、私自身が美容医療に向かっていることに、嬉しさと驚きを感じました。

「いままで学んできたことは、確実に身となり骨となり、自分自身のアップデートにつながっている」

と確信できました。

一般内科と併設して週に3日しか設けてない美容皮膚科の専門外来ですが、内容は日々グレードアップしています。

あとは、私を信じて一緒に美容医療にチャレンジしてくれる患者様に、「美」という利益を還元できるようにさらに努力を続けます。

今後は、ピコレーザーの導入、たるみに対するスレッドリフトの研究がメインになっていくと思います。

ピコレーザーはドンドン改良、オプション追加が進んでいますが、もう1~2年くらい待った方が、機器自体も安価になるし、ノウハウも蓄積されて、末端の我々ユーザーには使いやすくなるでしょう。機器の値段が安くならないと、施術料金がリーズナブルになりませんから。

スレッドリフトは、メスを使わない引き上げの究極治療かと思います。

ウルセラは痛いからイヤ、メスを使った手術はもっとイヤ、でもスレッド(糸)で引っ張り上げるのならできる、という方もいらっしゃいます。

最近の糸は、数年で溶けてなくなりますから、異物としても反応も低く、安全性も高まっています。

これは来年から確実に取り入れることになりそうです。

ますます、グレードアップするみぞぐちクリニック美容皮膚科にご期待ください!