東京は銀座にある美容皮膚科形成外科クリニックで開催された、ヒアルロン酸注入のセミナーに参加してきました。
この業界でトップを走る池田欣生先生から、最新のテクニックと情報をいただきました。
まず最初に、ヒアルロン酸の注入に際しては、動脈塞栓のリスクを常に考えることを教えて頂きました。
(このあたりからも、池田先生の真面目な姿勢が伺われます)
特に法令線に沿って走る「顔面動脈」のヒアルロン酸による塞栓は、その先にある眼動脈閉塞をきたし失明の例もあるとのこと。
数千例に1例の頻度ですが、解剖を理解していても偶発的に起こる可能性があります。
それを回避するためには、閉塞を起こしにくいヒアルロン酸製剤を選択し、注入方法の工夫をしたうえで、さらに施術中の皮膚の状態をよく観察すること。
そして万が一閉塞が起こったときにはヒアルロニターゼ(溶解剤)を直ちに打ち込む迅速な判断が必要とのこと。
また、急速な注入、過剰な注入を避けるためのハンディデバイスも紹介していただけました。
まだまだ、書ききれない情報がありましたが、それは追々。
安全かつ効果的な施術のため、常に情報はアップデートすべきですね。
さて、来る4月30日は、ボトックス治療のデモンストレーションがみぞぐちクリニックで開催されます。
眉間のしわ、おでこのしわ、下がった口角、目じりの笑いじわ、などボトックスで修正できるものがあります。
ヒアルロン酸注入も合わせると、マイナス10歳の若返りも可能です。
また、ボトックスは腋の多汗症にも効果的です。
いまのところ、6月ぐらいからボトックスは開始したいと考えていますので、ご期待下さい。
「大手の美容皮膚科形成外科に行くのは敷居が高くで・・・」といったお声をよく聞きます。
10年前と比べて「美容皮膚科、形成外科」というジャンルはかなりメジャーになりましたが、まだまだ一般の方々が気軽に利用できるものではありません。
しかし、これからの10年で、30~40代の方の美意識もさらに高まることになり、それと並行して、施術内容は、さらに「痛みがなく、低侵襲」で「安全かつ効果的」なものにシフトしていくことでしょう。
そのころには「美容皮膚科」は特別なものではなくなって、エステや美容室感覚で受けられるものになっているかもしれません。
みぞぐちクリニックでは、今後もしっかりとした知識と技術をアップデートし、八皆様に提供したいと考えています。
阿倍野やミナミに行かなくても、良心的な値段でレベルの高い施術を「気軽に」受けて頂くことができるように、常に研鑽していきます。