ドクターMの「美と健康のかかりつけ医」ブログ

2016.05.22

目元のクマには、ベビーコラーゲンでナチュラルに!

暑くなってきましたね。

シミ、そばかすには大敵な季節になってきましたが、みなさん、対策はいかがされてますでしょうか?

シミのケアにはQスイッチヤグレーザーや、イープラス、ライムライトでの治療が最適ですが、目の下のクマにお困りの方も多いようです。

かくいう私も以前より目の下のクマができやすく、「先生、疲れてますね~」なんて、十分休養した後の月曜日の朝から言われることもしばしばです。

実は、ヒアルロン酸による半顔のみ治療をしてまして、診察室で患者さん側に向く左半顔には、目元にテオシアルRHA2、ほうれい線にスタイレージLを入れていますが、あまり入れ過ぎると「アシュラ男爵(アラフィフ以上には懐かしい~)なみに、左右で顔が変わりますので、そこそこの変化で止めてます。

もう、入れてから9ヶ月ぐらい経ちますので、やや戻りつつありますが、それでも左右の差はあります。

今回は、手を加えていない右側に施術しようと思いたち、目元のクマから退治してみました。

うーむ、写真でとると、49歳の年輪がどうしても目立ちますね。

ほうれい線はまだヒアルロン酸をいれた左のほうが浅いです。

目元は、右側のほうがクマっぽく影ができますね。左右差ははっきりと分かります。

なんか疲れてる感じ。(実際、疲れてますが、、、、)

 

さて、今回右のクマに対して注入したのは、今注目の新素材「ベビーコラーゲン」です。

グーグルでググると、まぁ出てくること、出てくること、大手美容皮膚科さんから小さなクリニックまで、結構採用しておりますね。

それほど、素晴らしいものなのですが、実は当院も昨年12月からメニューに加えておりました。

ほとんど宣伝していないので、ごく一部の方しかご存じないのです。

都心の大手さんは当初1.0mlが20万近くの値段でしたが、最近ではかなりお安くなってきました。

当院では定価12万ですが、極秘のキャンペーンでリーズナブルな値段に・・・

これでも、「高っ!」とおっしゃる方も多いのですが、高いには高いなりの理由があります。

まず、目元にはヒアルロン酸を入れると「チンダル現象」といって、ヒアルロン酸が青くすけて見られる方がいらっしゃいます。

(うちの師長にテオシアルを入れた時には、顕著に現れました。半年たっても無くなる傾向がないので、ヒアラーゼで溶かしましたが。。。)

そして、目元はヒアルロン酸では凸凹しやすく、ナチュラルな感じになりにくいことも多いのです。

かと言って、少なすぎると意味がありません。ほうれい線などに比べて、非常に難易度が高い施術なのです。

私が左側に入れた時も、鈍針(カヌラ)を使って、なるべく骨に近い深いところにいれて凸凹感が出ないようにしました。

ところが、このベビーコラーゲンは、そんなヒアルロン酸のデメリットがありません。

入れた後は極めて自然に馴染みます。

色が乳白色のため、チンダル現象も全くありません。

そして、なによりも長持ちします。およそヒアルロン酸の倍です。

赤ちゃんのもつみずみずしいⅢ型コラーゲンを50%含んでおり、さらには注入後は自分自身のコラーゲンも増やしてくれるので、初期投資は高くても結局は安上がりです。

さて、しっかりとベビーコラーゲンを入れてみた、その後の写真がこれです

わかりにくいかもしれませんので、隣に術前の写真を並べてみました。

術後

 

術前

 

いかにも、「はい、入れました!」というわけではなく、0.5ml程度の量をやや深いところに入れただけなので、あまりボッコリしてません。

もうすこし浅いところに入れて仕上げると、もっと良くなります。

僅かな変化ですが、術後の顔のほうが「疲労度」が少なく見えます(笑)

深いところに、ヒアルロン酸(テオシアルRHA2もしくはスタイレージM)をいれて、表面近くはベビーコラーゲンでなめらかでナチュラルに仕上げるのが最もコストパフォーマンスが良いと思います。

最近はフォトナ4Dという、最新のレーザーで目の下のたるみを治すこともできるようになってきましたが、機械もまだ普及していないのでなかなかの高額です。

ボリュームのコントロールもレーザーでは難しいので、まだまだフィラーが主流ですね。

気になる方は、院長までご相談ください。