ダーマペン4はフラクショナルレーザーよりも強し!?
ゴールデンウイークで緊張の糸が切れたまま。ブログ更新もなく、日々バタバタと過ぎていきます。
人生はこんなふうに生きていこうと思えば生きていけるわけで、自分で自分を律さなければ、ただ「なんとなく存在している」状態になります。
自分はやっぱりエネルギーにあふれて生きていたい人種なので、月一はTOKYOで刺激を受けなくちゃなりません。
というわけで、5月も終わりですが、今回はPRSSさん主催のセミナーに参加してきました。
場所は品川。自宅から品川まで、関空⇒羽田⇒東急と乗り継ぎ、実は2時間ちょいでいけます。
PRSSのセミナーでは、自社で取り扱う海外の商材をご紹介いただくわけですが、日本国内にいる限りは、このような最新知識をいただく機会は非常に大切です。
今回の目玉は、昨年新しく第4世代になった「ダーマペン4」
ダーマペンは、オーストラリアのダーマペンワールド社が2010年に上梓した、ハンディタイプのニードルマシンです。
短いスパンで改良を重ね、10年も経たないうちにもう4世代目が登場です。
今回のバージョンアップは、ニードルの数を12本から16本に増やしただけでなく、感染に対する安全性もアップして、2世代くらいの進化のようです。
ではダーマペンとは、一体何を、どうするものなのか!
まずはYOUTUBEの動画からどうぞ。
どうでしょうか?英語はわからなくとも、なんとなく雰囲気をつかんでいただけたでしょうか?
いまひとつ、わからない方のために、非常に簡単に、いつも外来に高齢者用カートを押しながらやって来る山本トメ(仮名、86歳)さんにも理解できるように説明してみましょう。会話形式で、ハイどうぞ。
私:「このダーマペン、皮膚の奥の方まで、ブスブスと穴を開けてワザと傷つけて、そのあと傷が自然に治ることを利用して、お肌をきれいにしていく治療なんやで」
トメ:「ほー、そんなえらいことして、大丈夫なんかい?」
私:「全く大丈夫やで、トメさん。結構前から炭酸ガスレーザーやニードルRF(高周波)で、顔の皮膚に穴開けて、毛穴やニキビ跡や小ジワなんかも治療してたし。」
トメ:「ほんでも、顔に穴なんか開けられたらたまらんわ!めっちゃ痛いんちゃうの?」
私:「そこそこ。針が細いからな。きっちり麻酔クリーム塗りたくって、ボワーってしてる間に、ビビビッってやってそれで終わりや。」
トメ:「ふーん。その昔からやってる炭酸センベイやらヌードルやらと比べて、新しい「だるまパン」ちゅーやつはどうなん?」
私:「食いもんじゃあらへんがな。炭酸ガスフラクショナルレーザーは、穴開けるときのレーザー熱の影響で3,4日真っ赤っかになってまう。しかも術後に色素沈着が出ることがあんねん。ニードルRFも、太い針がブスーッと刺さってそこから熱がグワーッて入るもんやから、それなりに赤くなる。これって「ダウンタイムが長い」っていうて、日本人にはあんまり好かれへん副作用やねん。」
トメ:「ワシ、そんなことされたら、週3のデイサービス行かれへんやんか!ダウンタイム、いやや~!」
私:「トメさんにレーザーする言うてへんがな!ていうか、トメさん、その歳で美容施術、受ける気あんの?」
トメ:「なにいうてんねん!失礼な!こないだ孫に教えてもろて、「リネ」ちゅーのを始めて、センセのとことお友達になったわ。」
私:「リネ?それって、『LINE』やろ。なんでそこだけローマ字読みすんねん・・・・」
トメ:「一応、女学校卒」
私:「(無視して)ダーマペンは針が細いし、熱も入らんし、ダウンタイムは、数時間から1日ぐらいじゃなかろうか?」
トメ:「そりぁええなぁ。」
私:「そう、さらにええことには、穴があいてるうちに、成長因子やら、トランサミンやら、コラーゲンを増やす溶液やらをバンバンいれると、そーとー効果があがるらしいで。」
トメ:「ワシの顔のしわも、どうにかできるか?」
私:「うーむ、今よりはマシになるかどうかわからん・・・美容医療は40歳になる前に始めとくのが基本や。トメさん、いくらなんでも遅すぎるわ・・・」
トメ:「えー!せっかく、老後に備えてお金貯めてきたのに、遅いなんて言わんといて!」
私:「・・・・とりあえず、ダーマペン4、メニューに入れとくわ・・・・・」
というわけで、ダーマペン4についてざっくりと会話形式で説明してみました。
6月中に導入を予定しております。
お値段は、クリーム麻酔込みで20,000円前後でしょうか?
成長因子などのオプションはまたお好みに合わせて別途プラスとなります。
おお、6月には「ダーマペン4」、7月には「ピコレーザー」導入、と楽しみな新メニューが加わります。
皆様も、乞うご期待!!
トメさんもな!!
みやた形成外科皮ふクリニックにご訪問!
今日木曜日は普通であれば美容皮膚科外来の日ですが、休診にして、東京は新橋にある「みやた形成外科皮ふクリニック」にご訪問させて頂きました。
世界的なレーザーのトップメーカー、シネロンキャンデラ大阪支店の野々村氏と、本社マーケッティング部の宇佐川氏の計らいで、この企画が実現しました。
宮田先生は日本の美容医療業界のリーダー的存在であり、常に新しいことにもチャレンジを続ける素晴らしいドクターです。
私が美容医療初心者であった時から、現在に至るまで、宮田先生のレクチャーがあると聞けば、出来るだけ都合をつけて参加するようにするほど、「惚れこんで」ます。
華やかな銀座ではなく、サラリーマンの街「新橋」の、それも駅から徒歩10分のやや外れにクリニックがあるにもかかわらず、予約は常にいっぱいです。
施術の値段が「東京」とは思えない価格であることだけでなく、理論に裏打ちされた技術と、先生自らがほぼすべての施術を行うというプレミアムな方針が、絶大なる人気の秘密ではないかと思います。
写真は撮り忘れましたが、受付待合はいたって普通なもの。「クリニック」というよりも「医院」といった方がぴったりの内観でした。
ここで日本の美容医療の最先端が受けられるとは、パッと見には想像がつかないと思います。
美容医療というものは、華やかで、きらびやかなものではなく、まさに実直に「医療」で良いのだ、と再認識しました。
宮田先生の診察室に通され、シネロンキャンデラの二人と私と宮田先生の4人で、じっくり1時間半近く、お話を聞かせて頂きました。
今話題のピコレーザーをはじめとした様々なレーザー施術のエッセンスから、ここでしか聞けない業界の表話、裏話まで、話題は多岐にわたり、濃厚な時間を共有させていただきました。
特に、シネロンキャンデラ社のピコレーザー「PICOWAY(ピコウエイ)」の現在における他社製品を寄せ付けない、絶対優位性を確認することができたのは、大きな収穫でした。
ピコレーザーのトップを走るのは、ピコシュアでもエンライトンでもディスカバリーでもなく、紛れもなく「PICOWAY(ピコウエイ)」。
当院でも、6月にはピコウエイを採用予定です。
光治療やQスイッチナノレーザーでも取り切れない薄いシミの除去、これまでのレーザートーニングを超える効果を実感できる美肌&美白治療、ダウンタイム少ないニキビ跡治療など、「PICOWAY(ピコウエイ)」の可能性は広がります。
これからも日本のトップレベルの方に教えを乞い、常に自分の知識をアップデートし続けます。
そして、きらびやかでも、華やかでもない、質実剛健な美容クリニックであり続けます。
宮田先生と所狭しと並んだレーザー機器たちと記念撮影。